手紙
拝啓 1年間の隔離された生活を送る男友達へ
貴方が旅立つ日の朝4時 俺はこの先やって行けるか分からないから心配だと泣きながら話してきましたね。
初めは「そういうのは彼女にやれ」と冗談交じりに笑いながら貴方にそんな言葉を投げていましたが今ならその気持ちがわかるかもしれません。
私は約1ヶ月の生活すら逃げ出した。
それに比べて今で約半年間スマホすらも使えず最愛の彼女とも話せないそんな状況に置かれる貴方が最後に言った「俺は人生においてお前が最高の1番の友達だし負けたくないライバルだよ」という半呪いのような言葉を思い出しながら私たちが出会った小学校から約12年間の思い出の地を今度は1人で歩きながら思い出しました。
世間一般から見れば真面目とは言えないこんな私を貴方は1番の友達としてまたライバルとして見てくれることを嬉しく思います。
この先の約80年の人生の1年会えないだけと思っていましたが貴方の存在は家族よりも大きいものみたいです。
これは故意ではないし恋ではない。
だからこそ私は貴方を1番の友達だと思っているしかしここからは貴方のライバルだと言えるような人生を送ろうと思います。
それではこの辺で
追伸 戻ってきたら私の就活なんて忘れて1日中サッカーをしましょう。
市内下から3位の元バスケ部部長より